金型とは

金型とは

No1 金型とは…

容器入りのプリンを思い浮かべてください。

プリンの形をつくるために、容器の内側もプリンの形と同じ形状となっています。 プリンをプラスチックの製品としたときには、当然同じ形の容器のような「型(かた)」が必要となります。

これを「金型(かながた)」と呼びます。

3枚プレート

3枚プレート

2枚プレート

2枚プレート

金型をもちいて、プラスチックのプリンの形状をつくる場合は

2枚プレート・3枚プレートの2種類のイメージになります。

 

 

No2 金型の種類

射出成形機の金型は大きく分けて3枚構成金型・2枚構成金型の2種類があります。

製品の形状や要求される精度から、それにあった成形加工をすることにより種類が異なります。

3枚構成金型:スリープレート

3枚構成金型:
スリープレート

2枚構成金型:ツープレート

2枚構成金型:
ツープレート

3枚構成金型 各部の名称

3枚構成金型各部名称

 

2枚構成金型 各部の名称

2枚構成金型各部名称

 

 

No3 主な金型機構や成形品の名称

主な金型機構や成形品の名称

 

 

ゲートとは

成形機から金型の製品部分まで樹脂を流入するための入り口になります。

サイドゲート 2枚プレート金型の動作

1.サイドゲート

サイドゲートとは、製品の側面から樹脂を流すゲートです。

加工が簡単で、多数個取りにも対応できるので、最もよく使用されます。

 

サブマリンゲート 2枚プレート金型の動作

2.サブマリンゲート

サブマリンゲートとは、製品の下に潜り込んで樹脂を流すゲートです。

型が動作するタイミングで自動的に切断できるので、成形後の手間を省く事ができます。

 

ピンポイントゲート 3枚プレート金型の動作

3.ピンポイントゲート

ピンポイントゲートとは、3プレート構造の金型で製品上部に小サイズのゲートを設定し、型開き時に製品を自動で切り離すゲート方式です。

多点ゲートが可能で、複数取りにも対応できます。